- 2014-9-15
- システムエンジニア

最近、「SEの適性検査」って何ですか?
という質問を頂いたので回答してみようと思うよ。
たぶん対象なのは大学3年、4年生でこれから就職活動をしよう、あるいは真っ最中、という人かな。
企業によってはSEの適性検査を受けてもらいます、といった事を公表しているところもあります。
つまり企業側の「こんな人が欲しい」という事とイコールだと思います。
※「こんな人はSEに向いている」では無いということです。
では、適性検査とはいったいどんなことがやられるのか、という話ですが、そんなもんはわっかりませーんw
企業によって検査する項目は様々なので明確に回答はできません。
てことなんでw
僕はSEから始まって、今は会社をやっている立場ですが、僕だったらこんなSEを人材として欲しいなっていうのを書いてみたいと思います。
1.体力がある人、病気にならない人 ★★★★★
別に社畜になってほしいわけじゃないんですが、システム開発をしていると想定どおり進むわけじゃないです。顧客との調整が難航するかもしれないし、開発がうまくいかないかもしれない、メンバーが欠員するかもしれない。
そうすると例えば残業や土日出勤で対応しなきゃいけないこともあります。徹夜だってあるでしょう。そのときに風邪ひいたり、メンタル弱くなっちゃう人は欲しいと思わないですね。
これは2番にも通じるところがありますが、
2.最後までやりぬく人 ★★★★★
「責任感」という簡単な言葉でもいいかもしれない。
仕事ってのは、受注して(受託開発を想定)納品して終わるわけですが、しっかりお客さんからOKもらってお金をもらうところまで責任もってやってくれる人って大事です。
プロジェクトが大変になっても、メンバーが欠員しても、困難なことに立ち向かって最後まで面倒を見れる事です。中には途中で逃げ出す人もいるし、病気になっちゃう人もいるのです。
最後までやるとたくさんのごほうびがあります。それは顧客からの信頼であり、会社からの信頼です。アナタの信頼貯金が+1されます。
3.論理的思考 ★★★☆☆
けっこうコレ重視してる会社多いと思います。けど残念なことに僕にはどういうのが「論理的思考」なのかわかってないんです(´Д⊂グスン
だからサーセンww
4.コミュニケーション力 ★★★★☆
プログラマだったらそんなに要らないスキルだと思うのですが、SEだととたんにコミュニケーション力が必要になってきます。
なぜかって、顧客とお話するからですよ。言ってみれば営業マンのようなことが必要なんです。
システムって目に見えないモノですよね。それを2人あるいはメンバーあるいはお客さんと話していて、うまく話が進みますかね~?
相手の伝えたいことをうまく汲み取れますか?自分が言いたいことをうまく伝えられますか?
営業マンのように売り込みがウマイとかでもない、双方向の「聴く」と「伝える」どっちも大事。時には「説得」「提案」して「納得」してもらうことも必要です。
それと重視したいのが「言葉・表現の優しさ」です。相手が不快にならない言葉遣いして欲しい。客先に出すのにね。
5.新しいものへの興味 ★★★☆☆
SEを目指すときによく言われるやつです。さすがにスマホもSNSもLINEもブログも使ってません使った事ありません、ていう人は話になりません。
「■■っていうサービス知ってる?」て聞かれて「知ってます、使ってます」はGood!
「ちょっと調べてみます!」「今度使ってみます!」も◯
「いや、知らないです」は×
単純な話。
6.技術力 ★★★★☆
SE目指すならせめて情報処理技術者の資格は欲しい。学生で取れなくても社会人1年目で持ってないとやる気が無いと見なされるでしょう。
それからプログラミング言語も扱った事がないとSE目指したいて言うのはウソに見える。(SQLやDBの知識もある方がいい。)
業務で使える知識やスキルは会社に入ってから身に付けるので良いと思いますが、そうすると教育熱心な企業を狙わないと、て感じ。こういった基礎知識があれば吸収も早い。すぐ使える配属も期待できる。
7.検索力 ★★★★☆
今の時代、ありがたいことにインターネットという物がありまして、おおよそわからない事や調べたいことはネットで検索すれば答えがでてきます。
そのうまく情報をひっぱる力、がある人がいいですね。意外とどんなワードを検索窓に入れたら自分が欲しい情報が引き出せるかわからない、という人も居たりするんですよね。
昔からネットに慣れ親しんでいれば大丈夫だと思います。
あとがき
いかがでしたでしょうか。こんな人材が欲しいを列記してみました。
今日の内容は「SE」に特化した部分ですので、たとえば当たり前の「素直さ」「元気のよさ」「明るさ」とかそういった事は入れていません。それからWindowsやExcel、Wordはできて当たり前だと思っています。
SEの適性検査でどんな事が検査されるのか、気になる人は参考にしてみてください。
あくまで会社側がどんな人材を必要としてるか、を考えれば、今のアナタの行動や勉強してることがSE採用に役に立つのか見えてくるでしょう。
次回、自分はSEの適正があるのか、といったお題で記事を書いてみたいと思います。
(会社側の視点じゃなくて、SEとしてうまくやっていけるか)
