- 2014-9-24
- excelの使い方

今日はちょっとややこしいです^^;
エクセルの数式中に出てくる「$」の意味と使い方を解説していきます。
説明するのがうまくできないかもしれないので、いくつか例を出して把握してもらおうと思いました。(動画撮りなおしたりして3時間もかかった・・・)
まぁこの$について調べてる方はある程度エクセルを使ったことがある方だと思いますので、今回の記事を参考にして理解を深めてもらえればと思います。
実際にあなたのエクセル上で同じことをやってもらえると、もっと理解が深まると思います!
では、いってみましょ~! 動画で見るかたはこちらをどうぞ。
エクセルの$の意味と使い方
$マークは数式中のセルを固定するという意味があります。
まず基礎知識として「セルの参照」について理解を深めておきましょう。
赤マルで囲ったところのように、=B5 と入力してみましょう。
そうすると「あいうえお」と表示されます。これは =B5 という式を入力したことでB5セルを参照せよ、という指示になってるってことです。
B5セルを参照しているところが「ABC」に切り替わりました。
オートフィルを使ってみましょう。D5セルの右下のカドをつまんで下にグリグリっと引っ張ります
下のセルにコピーされます。しかも「かきくけこ」と「さしすせそ」が表示されました。
なぜならD6セルには、オートフィルでコピーした際に =B6 が入ってるからです。エクセルってこういう仕様なんです。
では、ここで「$」を使ってみましょう。
D5セルに =$B$5 と入力してみます。
D6セルの中を見てみると、 =$B$5 が入ってます。先ほどとは違いますね。
てことで、$の意味は、参照先を固定する、という意味だということがわかったと思います!
使い方は、=$列$行番号というふうに入力します。
例2.足し算の式を考えてみましょう
左の数字と右の数字を足して、その結果をD列に表示したい場合です。
1+3=4 とやるときに、セルの足し算をするとD16セルには =B16+C16 とやれば
先ほどと同じようにオートフィルで数式を下のセルにコピーしてみましょう。
当然、このような結果になっちゃう。こういうときは$は使っちゃダメね。
じゃぁ$なんてどこで使うの?意味ないじゃん!って思うかもしれない。
エクセルの$の使い方
こういうケースのときに$を使いましょう、というのを説明したいと思います。
例3は家計簿です。一般的な家計簿だと思うので、あえて家計簿の説明はしません。
消費税の計算用にF30セルに消費税5%というのが入っていることに注目してください。
各商品の消費税の列の計算をしたいときに、E34セルには、 =D34*F30 とやります。
消費税は5円と出てくれます。さらにこれをオートフィルで下のセルにコピーすると・・・
なぜなら?
E35セルには、 =D35*F31 というのが入っちゃってるから。F31セルってどこを参照してるかっていうと空白の部分。だから消費税の計算がうまくいってないんだよね。
オートフィルで式をコピーすることで参照元の消費税の5%のところも下にズレちゃった。
解決策は、E34セルに =D34*$F$30 と入れてあげる。 消費税のセルを固定したいので$F$30と、$を入れてあげるという事です。
こうすれば、オートフィルで式をコピーしてもちゃんと計算してくれる。
ちなみにE35セルには、 =D35*$F$30 という数式が入ってる。ね、ちゃんと消費税のセル(F30)を参照してくれてるでしょ。
こんな感じで、参照セルを固定したいときに$を使います。
列固定と、行固定も覚えておこう
今回の例では、$列$行番号 とすることでセルを固定する方法を学びました。しかし場合によっては列だけ固定したい、行だけ固定したいというケースもあるかもしれません。
そんなときは次のようにします。
・列固定
$列行番号
・行固定
列$行番号
というふうに、$記号を入れてあげればOKです。
実際に、今回のエクセルと同じことをあなたのエクセルで試しに入力してみてください。そうすればもっと理解が深まると思います!
ということで、今回はエクセルの$の意味と使い方について説明しました!
動画で確認したい方はコチラをご覧ください
